

PERCHへの来館頻度が少ないお客様や、いつも同じ店舗しか利用しないお客様に対して、各店舗の個性や施設全体の空間・雰囲気をしっかり届けたい、という課題がありました。また、新生活シーズンという季節感に合わせた商品訴求も重要なミッションのひとつでした。
そこで今回は、ターゲットであるママ世代の方々が誌面を手にとったとき、自分ごととして感じてもらえるよう、実際の生活感や年齢層に近い、親しみやすさの中に上品さを持ったモデルを選定しました。
企画の軸となるテーマを「朝・昼・夜で楽しむ、PERCHの過ごし方」と「PERCHではじめる、心地よい習慣」の2案に絞り込み、各店舗をどちらの企画で訴求するかを検討。前者は時間帯ごとの使い方・過ごし方を提案する構成、後者は毎日の生活を健やかにするアイテムや飲食物を紹介する構成です。各店舗へのアンケートをもとに掲載商品を決定し、企画の方向性を固めました。
デザインはテーマと新生活シーズンの季節感に合わせて展開。撮影では掲載商品の確定後にカットのラフを作成し、お客様とイメージを丁寧に擦り合わせたうえで、モデルを交えた撮影を実施しました。

また、デジタルリーフレット・フリーペーパー(紙)に加え、PERCH館内のサイネージ用画像やInstagram投稿用画像も制作。異なるサイズ・媒体それぞれに最適化したビジュアルを展開し、施設全体で統一感のあるプロモーションを実現しています。

朝・昼・夜、それぞれの時間帯におけるPERCHでの過ごし方を紹介するページとして、時間の流れが自然に伝わるよう、流動的なレイアウトや線のあしらいを取り入れた構成を複数パターン検討しました。
その中から③の構成を採用し、春らしい軽やかさを感じさせるイエローやベージュを基調としたカラーリングで全体を設計しています。
うねりのあるラインや、買い物を楽しむモデルの切り抜き写真を組み合わせることで、館内を回遊しながらさまざまな店舗を楽しむ様子が視覚的に伝わるデザインに仕上げました。
また、食事シーンの写真を大きく配置することで、料理そのものの魅力だけでなく、店舗の雰囲気や利用シーンまで想起できるよう工夫しています。
周囲に配置した写真や店舗名のテキストもあえて大きめにレイアウトすることで、紙面上でも情報が直感的に伝わりやすく、視認性の高い構成としています。


「日常の中で無理なく取り入れられる健康習慣」をテーマに、PERCHの利用シーンを具体的にイメージできるよう、店舗写真を多く取り入れた構成としています。
施設を訪れることで自然とウェルネスな体験につながる流れを、視覚的に伝えることを意識しました。
デザイン面では、グリーンを基調としたカラーリングと植物モチーフのあしらいを用い、誰にとっても直感的に“ウェルネス”を感じ取れるビジュアルに仕上げています。
さらに、サブコピーが埋もれないようアクセントとしてイエローの下線を取り入れ、情報のメリハリを強化しました。
全体の印象が硬くなりすぎないよう、植物のイラストには手描きのニュアンスを加え、背景にはざらつきのあるテクスチャを施しています。
これにより、親しみやすさと温かみを感じさせながらも、洗練されたトーンを保ったデザインを実現しました。


フリーペーパーやリーフレットの制作は、デザインだけを切り取っても成立しません。「何を伝えるか」という企画の段階から、掲載商品の選定、撮影、デザイン、そして紙・デジタル・サイネージ・SNSといった各媒体へのリサイズ展開まで、カズミアでは一貫してサポートしています。
「デザインは仕上がったのに、写真の雰囲気が合わない」「媒体ごとのサイズ展開が手間になっている」そんなお悩みも、まとめてご相談いただけます。
伝えたい想いや世界観をきちんとかたちにするために、企画の入り口から一緒に考えます。

Art Director /Designer
Yukino Momoyama
Director
中根 美稲
Designer
Junko Kusamoto

Photographer
斎藤 真弓

Producer
萩原 和哉