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「数文字」で問合せを変える。「マイクロコピー」改善ガイド

「マイクロコピー」改善ガイド

  • ホームページを新しくしたのに、なかなか問い合わせや成約が増えない
  • 大がかりなリニューアルをする予算はないけれど、問い合わせや成約は増やしたい
  • デザインを直す前に、まずは今のままで何とかできないか

経営者の皆さまから、こうした切実な声をよく伺います。

実は、ボタンの文字や入力フォームの横にある「たった数文字」を変えるだけで、お問い合わせやお申し込み率が大きく上がることがあります。
この小さな言葉を「マイクロコピー」と呼びます。

この記事では、「この ”小さな言葉” をどうすればお客様の心が動くか」という「成果に直結するマイクロコピー」のノウハウをお伝えします。

目次

マイクロコピーとは

マイクロコピーは、ホームページなどにあるボタンの文字や問合せフォーム、登録・購入などの注意書きとして、「行動直前」に添える短い一言のことです。

このセクションでは、まずマイクロコピーの意味と、メインコピーやUXライティングとの違いを整理します。

マイクロコピーの意味

最初に、マイクロコピーとは
「ユーザーが行動を起こす直前の、ごく短い場所に使われる言葉」
のことです。

具体的には、

  • お問い合わせボタンの中の文字
  • 会員登録フォームの入力例
  • 確認画面の注釈

などがこれにあたります。

サイトの顔となる大きな「メインコピー」がお客様の興味を引くためのものなら、マイクロコピーはお客様が迷ったときに「ここを押しても大丈夫ですよ」と背中を優しく押してあげるための言葉です。

資料ダウンロード導線(CTAボタン)の例

マイクロコピーのイメージ
 

UXライティングとの違い

よく似た言葉に「UX(ユーザー体験)ライティング」があります。これはサイト全体の「使い心地」を言葉でデザインすることを指します。

マイクロコピーは、そのUXライティングの中でも特に「ボタンを押す、情報を送る」という具体的なアクションを助ける一言に集中したものです。

言うならば、サイト全体の導線をスムーズにするのがUXライティングで、最後に「この扉を開けて大丈夫ですよ」と安心させるのがマイクロコピーの役割です。どちらもお客様への「おもてなし」の心から生まれるものですが、マイクロコピーはより具体的な「結果」に直結します。

マイクロコピーのことが分かったところで、次は
「なぜこの数文字が、中小企業のマーケティングにとって重要なのか?」
その理由を見て行きましょう。

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マイクロコピーが重要な理由

マイクロコピーは、お客様が抱く「個人情報は大丈夫?」「手間がかかりそう」といった不安を先回りしてやわらげる力を持っています。大きな改修をせずにCVR改善ができる、中小企業にとって理想的な3つのメリットを解説します。

理由1:ユーザーの不安を減らせる

マイクロコピーの最大の役割は、お客様の「心理的な不安」を取り除くことです。
お客様が問い合わせをする際に、

  • 強引な勧誘をされないか
  • お金がかかるのではないか
  • 個人情報が漏れないか
  • 入力に何分かかるのか

という不安を抱えています。そこで、ボタンの横や中に、「強引な勧誘は一切ありません」と一言添えるだけで、その不安は安心感に変わります。お客様の「怖い」という気持ちを先回りして消してあげることが、コンバージョン率を高める第一歩です。

理由2:行動の迷いを減らせる

人は「次に何が起こるか分からない」とき、無意識に行動を止めてしまいます。
単に「送信」とだけ書かれたボタンでは、資料が届くのか、電話が来るのかが伝わりません。

「資料をメールでお送りします」といった一言があるだけで、ボタンを押した後の未来が具体的になり、迷いが消えます。

この「迷わせない気遣い」が、結果として問い合わせを増やすことにつながるのです。

理由3:CVR(コンバージョン率)改善のコストパフォーマンスが高い

「大きな予算はかけられないけれど、数字を上げたい」
という方にこそ、マイクロコピーは最適です。

ホームページの大がかりな作り直しには、多くのお金と時間がかかります。しかし、マイクロコピーなら今のサイトの「小さな言葉」を書き換えるだけ。即効性があるため、上司やクライアントにも「まずはここから始めましょう」と説明しやすいのも大きな利点です。

"問い合わせ前の不安を減らし、無料相談へつなげる導線の例を示す図。『費用がかかる?入力欄は?』という不安から、『無料相談1分で完了』を経て『無料相談を受ける』へ進む流れ。            
マイクロコピー:ユーザーの不安解消へのステップ

メリットが分かったら、次は具体的に「サイトのどこに言葉を置けばいいのか」を確認しましょう。
効果が出る場所には「鉄板の型」があります。

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マイクロコピーを置くべき場所

マイクロコピーを配置すべき場所は、お客様が「迷う瞬間」「不安になる瞬間」がある場所です。CTAボタン、入力フォーム、確認画面、完了画面まで、CV改善に直結する重要ポイントを具体例とともに解説します。

CTAボタン周り

CTAボタンとは、お客様に「申し込み」や「資料請求」など具体的な行動を促すボタンのことです。
お客様がCTAボタンを押すか迷うとき、視線はボタンの周りを細かく動いています。そのため、マイクロコピーの設置場所には、それぞれの場所に役割があり、これを意識することが重要です。

ボタンの上 お客様が押すメリットや期待をお伝えする役割があります。 例えば、「期間限定」、「満足度100%」など、お客様がボタンを押す「理由」を添えます。
ボタン内 行動を明確にする役割があります。 例えば、「送信」ではなく、「無料で資料を受け取る」など、お客様にとって「何が起こるか」をはっきりさせます。
ボタン下 不安を消す役割があります。 例えば、「強引な勧誘はありません」、「30秒で完了」など、お客様の「心理的なハードル」を下げて、安心感を提供します。
フォーム周り

入力フォームは、最もお客様が最も「面倒くさい」「怖い」と感じて離脱する場所です。ここをマイクロコピーで優しくフォローして、フォーム離脱防止につなげましょう。

必須項目 単に「必須」とするだけでなく、「お返事のために必要です」と理由を添えると納得感が高まります。
入力例 枠の中に「例:カズミア 太郎」と薄く表示しましょう。考える手間を省くだけで入力がスムーズになります。
エラー表示 この表示が出た際のフォローアップは離脱を防ぐ効果があります。冷たい拒絶ではなく、「@マークを忘れていませんか?」と助ける言い方が重要です。
プライバシー説明 「お預かりした情報は厳重に管理します」の一言が、送信前の大きな安心材料になります。
登録・購入・問い合わせ直前

最後にボタンを押す直前の瞬間、お客様はもう一度だけ心の中で悩みを抱えます。

  • 本当に料金はかからないのだろうか?
  • もし合わなかった場合、簡単に解約できるのだろうか?
  • 入力や手続きにどれくらいの時間がかかるのだろうか?

といった様々な不安が頭をよぎるのです。

こうした最後の最後に生まれるリスクに対する疑問や懸念を解消するための情報、そして「送信後にどのような流れで進んでいくのか」という次のステップの説明を、ボタンのすぐ近くの見やすい場所に丁寧に配置してあげることが重要です。

この最後のひと押しとなる安心材料の提供が、お客様の背中を押し、最終的な成約やコンバージョンへとつながる決定打となるのです。

完了画面・エラー画面

送信後の画面こそ、信頼を築くチャンスです。上位サイトとの差別化ポイントにもなります。

「送信完了」だけで終わらせず、「3営業日以内に担当よりお返事します」と具体的に伝えましょう。また、エラー画面でも寄り添う言葉を添えるのがお客様へのおもてなしです。

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目的別:すぐ使えるマイクロコピー例

実際にすぐ使えそうなフレーズを、具体的な目的やシーン別に分類して整理しました。
まずはこの中からご自身のサイトの状況に合ったものを選んで、試しに使ってみることをおすすめします。

行動を呼びかける例
  • まずは無料で体験してみる
  • 最新の事例集を今すぐダウンロード
ベネフィットを伝える例
  • 売上アップのヒントが3分でわかる
  • 専門家のアドバイスで悩みを解決
不安を和らげる例
  • 強引な勧誘は一切ありません
  • カード登録不要で、すぐに始められます
信頼性を高める例
  • 創業30年、地元500社の支援実績
  • お客様満足度95%の安心サポート
期限・背中押しの例
  • 今月末までの限定キャンペーン
  • 残りあと3社様。お早めにどうぞ

 
効果が出るフレーズと合わせて、次にNGパターンも見ていきましょう。

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失敗しやすいNGパターン

良かれと思って書いた言葉が、実はお客様を遠ざけているかもしれません。

ついやってしまいがちな「失敗パターン」を5つ紹介します。自社のサイトが当てはまっていないか、確認してみてください。

NG1:リンク先と内容がズレている

「詳しくはこちら」というリンクテキストをクリックしたにもかかわらず、ユーザーの予想に反していきなり「購入画面」や「申し込みフォーム」が表示されてしまうようなケースがあります。

このような場合、お客様は

  • 自分の意図していたページと違う
  • 騙されたのではないか

という強い不信感を抱いてしまい、その結果としてサイトから離脱してしまうだけでなく、そのサイトに戻ってきてくれなくなる可能性が高くなります。

お客様が抱いている期待と実際に表示される内容をしっかりと一致させること、つまり期待を裏切らないということが、信頼関係を築くための基本中の基本となります。

NG2:煽りすぎて不安を増やす
  • 今すぐやらないと大損します!
  • このチャンスを逃したら二度と手に入りません!

といった過度に強い口調や、必要以上に危機感を煽るような激しい言葉遣いは、現代のインターネット環境においては、かえってお客様に「怪しい」「信用できない」という印象を与えてしまい、逆効果になることが非常に多いのです。

お客様の心の中にある漠然とした不安や心配をさらに大きくしてしまうのではなく、むしろその不安を丁寧に解消し、「ここなら大丈夫」「安心して任せられる」という安心感や信頼感をしっかりと提供していくことを、常に心がけるようにしましょう。

NG3:主語が会社になっている

「弊社のサービスに申し込む」という表現ではなく、「サービスを体験してみる」という言い回しに変更することをおすすめします。

このように、文章の主語を企業側から顧客側、つまりお客様ご自身に置き換えるという工夫を加えるだけで、言葉全体から受ける印象や響きが驚くほど柔らかく、親しみやすいものへと変化していきます。

お客様が自分ごととして受け止めやすくなり、行動を促します。

NG4:意味があいまい

「登録」や「決定」といった単語だけが書かれているボタンやリンクでは、その先で具体的に何が起こるのか、どのような変化や結果が待っているのかがお客様にとって全く見えず、漠然とした不安や戸惑いを抱かせてしまいます。

そのため、「メールマガジンの配信を受け取る」「ご注文内容を最終確認して確定する」というように、クリックした後に実際に起こる動作や結果を、できるだけ具体的で分かりやすい言葉を使ってはっきりと明示するようにしましょう。

NG5:小さなウソ

「1分で完了」と書いてあるのに、実際に試してみると5分以上かかってしまう……。

このような、たとえ小さなものであっても事実と異なる情報を掲載してしまうことは、お客様からの信頼を大きく損ない、企業としての信用を著しく傷つける原因となります。

どんなに些細な表現であっても、正確で誠実な言葉を選んで使うことこそが、長期的にお客様との信頼関係を築き、確実な成果へとつながる最も確実で近道となる方法なのです。

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成果を出すためのマイクロコピーの作り方

マイクロコピーの改善は、直感や感覚ではなく、明確な「手順」に沿って進めることが重要です。

正解は「書き手」の頭の中ではなく、常に「読み手=お客様」の心の中にあります。下記の手順で検証を繰り返し、改善していきましょう。

現状の分析から改善案の作成、実装、効果検証まで——各段階をスムーズに進めるための4つのステップを、順を追って解説します。

Step1:どこで止まっているかを決める

まずは、サイトのどの場所でお客様がいなくなっているかを確認します。ボタンなのか、フォームなのか、一番の「弱点」を見つけることから始めましょう。
ここで大切な視点があります。

お客様が会議前や移動中に「今すぐ問題を解決したい!」と思った瞬間、スマホで検索されることが多いと思います。隙間時間にスマホで解決策を探すお客様の立場に立って、ボタンが押しにくくないか、マイクロコピーの言葉がわかりやすいか——ご自身でもスマホで自社サイトを確認し、弱点を見つけることが大切です。

Step2:ユーザーの不安を洗い出す

その場所で、お客様が具体的にどのような不満や不安を抱いているのか、じっくりと想像してみることが大切です。

「入力項目が多くて面倒に感じているのではないか?」「しつこい営業電話がかかってくるのではないかと心配しているのではないか?」「個人情報を入力することに抵抗を感じているのではないか?」

など、お客様の立場に立って心に寄り添いながら、考えられる不安や懸念を一つひとつ丁寧に書き出していきましょう。

Step3:1つの不安に対し、1つのコピーを作る

あれもこれもと多くの情報を一度に盛り込んでしまうと、文字数が増えてしまい、お客様にとって読みづらくなってしまいます。

その結果、せっかく用意した言葉が読まれずに終わってしまうことがよくあります。

そのため、お客様が抱えている不安の中でも、特に大きなもの、最も解消すべきものを一つだけに絞り込み、その不安に対して的確に応える言葉を、丁寧に時間をかけて選ぶことが重要です。

Step4:検証する

言葉を変えたら、1ヶ月後の数字を見てみましょう。A/Bテストや前後比較を行い 、少しずつ良くなっているかを確認し、修正を繰り返すことが成功への道です。

A/Bテストとは、Webサイトや広告などでAパターンとBパターンという2つの異なるバージョンを同時にユーザーに表示し、どちらがより高い成果(クリック率、コンバージョン率など)を出すかをデータで検証する手法です。

前後比較とは、ホームページの改修、施策(キャンペーン、広告運用、SEO対策など)を実施した「前」と「後」のデータ(アクセス数、コンバージョン率など)を比較し、その効果を検証・分析する手法です。

最後に、マイクロコピーを最大限に活かすために、これだけは知っておいてほしい「大切なこと」をお伝えします。

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マイクロコピーだけではCVが伸びないケース

マイクロコピーは、効果的な手法ではありますが、決して万能というわけではありません。

どれほど優れたマイクロコピーを用意したとしても、その基礎となるサイト全体の構造や設計そのものが適切でなかったり、崩れてしまっていたりする場合には、マイクロコピーが本来持っている真の価値や効果を十分に発揮することができない、ということが実際にあります。

具体的な例を挙げると、
サイト内の導線設計がお客様の行動や心理の流れと合っておらず、お客様が本当に欲しいと思っている情報や次に進むべきページになかなか辿り着けなかったり、あるいは、サイト全体で提供している商品やサービスの価値提案そのものが曖昧で弱く、お客様の心に響いていなかったりするようなケースです。

さらに、企業としての実績や、第三者からの評価、お客様の声といった信頼を裏付ける要素が不足していたり、そもそもアクセス解析やコンバージョンの計測がきちんと設定されておらず、改善の効果を数値で把握することができていなかったりする場合にも、マイクロコピーの効果を正確に測ることが難しくなります。

ホームページ改善の本質的な目的は、訪れてくださったお客様に心から喜んでいただき、満足していただくことにあります。

サイト全体の基礎となる構造や設計、価値提案、信頼要素がしっかりと整っているからこそ、マイクロコピーという「最後の一押し」が、お客様の心を動かし、行動を促す力として本当の意味で輝きを放つのです。

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監修者

代表取締役/CEO

萩原 和哉

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